Exce firm | garden peaks STAFF BLOG

傾斜地の建物プラン③
前回までの敷地は奥に向かって傾斜が上がっていくパターンを紹介させて頂きましたが今回は傾斜が道路から下がっていくプランを紹介させていただきます。 一般的には奥に向かって下がっているため、敷地を一部埋め立て平坦にしてから建物を建てることが普通です。しかし、より建物の広さを確保されたい場合は地下部分を造るのも1つの方法だと思います。方角などの条件にもよりますが、地下部分でありながら、眺望や採光が望めるのであれば地下部分を造るのも良いかもしれません。 しかし、メリットばかりではないので注意が必要です。一般には道路に向かって流れるように雨水や下水の排水計画をしますが、この場合は下がっている部分に関しては強制的に排水できるように、ポンプ室などの機械室が必要になってきます。メンテナンスや停電時の対応なども考慮する必要が出てきてしまいます。又、建物の高さに厳しい地域 (低層地域など)では地下だとしても高さにカウントされる部分が出てきますので注意が必要です。 色々なパターンで、何を優先していけば良いかはお一人お一人お客様で違います。お客様に合ったベストな建物をご提案させて頂きますので、お悩みのお方は当社までご相談ください。 高橋

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医院建築設計
崖地に家を建てるのは安全か?という話を2回にわたり私から説明させていただきましたが、今回は当社の現在進めている仕事を紹介したいと思います。 当社のキャッチコピーは『常識を捨てたら家は広くなる』です。住宅ばかりかと思われがちですが、実は事務所建築や医院建築、店舗にも携わっているのです。住宅の考え方は人の生活部分となるため細かい部分まで考えたり勉強したりする必要があります。だからこそ住宅以外の建築にもその繊細さが活きてくると私は考えます。 その中でも現在進行中のRC(鉄筋コンクリート)造の医院併用住宅の設計物件を紹介させていただきます。 こちらは道路との高低差2.5mぐらいの土地に計画しています。 住宅の場合、当社は崖地の建築は鉄筋コンクリート造の地下室や基礎の上に木造でつくることが多いのですが、今回は4階建てということ、お施主様が木造以外を希望されていたことからRC造にて進めさせていただきました。 設計期間1年、施工期間1年の2年がかりで、いよいよ今月4月に完成を迎えます。外壁に4種類のタイルを組み合わせたり等、色合わせに悩みましたが、足場が取れて外観が全て見えるようになり、この組み合わせで良かったと思います。 当社の崖地建築の考え方も取り入れることができ、完成が待ち遠しいです。外構まで完成した後、またお知らせしたいと思います。 今回大きな仕事を任せていただいたお施主様、私のわがままを多く受け入れてくださった建築会社の皆様には心より感謝申し上げます。 代表:牧田

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静かに時が流れる土地
能登半島地震から3ヶ月が経過した4月現在、ようやく少しずつ落ち着いてきたところでしょうか。 2ヶ月ほど前にこちらでお話しさせていただきました。日常生活に多大な影響が及んだ「断水」問題が3月中旬にようやく解決し、震災前の生活ができるようインフラも少しずつ回復してきたと父親から報告を受けました。 さて今回は音聞山(天白区)にあります崖地(傾斜地)をご紹介します! 特徴的な地名で知られている「音聞山」。 私調べによると諸説ありますが、 鎌倉時代では、現在の名古屋市緑区鳴海町一帯が干潟(鳴海潟)となっており、海辺に打ち寄せる波の音が当土地まで聞こえたことにより「音聞山」となったと言われています。 そんな音聞山に位置する土地ですが、こちらは敷地面積 200坪を超える広大な崖地になっており、道路から敷地奥まで高低差が10m以上の傾斜地になっています。名城線「八事駅」徒歩7分、スーパーも近くと利便性の高い好立地なエリアです。 八事を代表する景勝地「音聞山」の敷地で自由で開放的な建物計画はいかがでしょうか。 エグセファームはこのような傾斜地に対する住宅設計を得意としており、代表を初め多くの一級建築士が在籍しています。 傾斜地での建物計画は、是非エグセファームまでご相談ください! 物件詳細はこちらから staff:髙田

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4月になりました!
今日から4月に入り、春の陽射しが感じられる陽気となりました。 3月は雨降りの日が多かったことが影響してか、事務所近くにある枇杷島公園の桜は木によっては満開の桜の花を咲かせる木がちらほら・・・ 入学式・入園式が予定される4月第二週ごろには見ごろを迎えられるかもしれませんね。 さて、我が家のおチビさんですがこの4月より進学し、新たな生活がスタートします。我が家のおチビさんには知的障がいがあり、普段から”できることを少しずつ増やす”ことを心掛けて生活しています。知的障がいといってもそれぞれに障がいの特性があるのですが、一般的には手先の不器用さや握力の弱さなどの症状があり、例えば水道の蛇口をひねるのに時間がかかる…など、動作が多い・動作に力が必要だったりする場合があります。洗面所で水を使う際は、シングルレバーを上下させることによって水を出す・水を止めることができるなど、居住者の特性を考慮した設備を設置することで不自由さを解消できることがたくさんあります。今後おチビさんが少しでも自立することに目を向ければ、ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換するなど、より安全で快適な生活にシフトチェンジしていくことが求められます。  そして、高齢社会に入った今は居室内での転倒や事故を考慮して、バリアフリー化(ユニバーサルデザイン)された住宅が求められていきます。 名古屋市では介護保険制度による要介護・要支援として認定された方に、小規模な住宅改修についてその費用の一部を支給する(利用限度額:20万円)制度があります。生活の一部かもしれませんが、改修することで安全・快適に生活することが実現し、ストレスも軽減されることが予測できます。改修工事も当社では請負っておりますので、ぜひご相談いただけますと幸いでございます。 staff:木村

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お勧め間取りを紹介します!
3月は卒業と別れの季節。 我が子も無事に学生生活を終え、お蔭様で来月から社会人デビューさせていただく事になりました。 教育を受けさせる義務を完遂出来て、少しだけほっとしております。 さて、今回は2階建て3LDK、希少地(崖地)のお勧め間取りを紹介します。 ポイントは3点 1.9mの敷地内高低差を、擁壁ではなく建物本体の形状工夫で処理 2.廊下「ゼロ」の超合理的・効率的なレイアウト 3.バルコニーとその深い軒が、都会的な外観を演出 崖地でのお住まいもエグセファームにご相談ください!

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大谷石塀の改修
先日、大谷石積の塀を撤去して改修する工事が2件ほど続きました。 どちらの大谷石も表面が風化してボロボロと剥がれ、目地と縁が切れ、 石がずれて動いてしまっている部分もありました。 昭和の時代に流行した大谷石は、吸水性が高いので雨に濡れたり乾いたりを繰り返すことで 表面が劣化してしまいます。 また大谷石の寿命は20~30年と言われていますが、特に外構で使用される大谷石は 風雨にさらされているので劣化の進みも早くなります。 そして最も危険なことは大谷石積塀には鉄筋が入っていないことです。 2件とも解体に立ち合いましたが、あっという間に人力で壊すことができます。 大谷石は現在使われているコンクリートブロックよりも大きくて重いので、 これが倒れてくることを考えると恐ろしい限りです。 新しく造った門塀はきちんと鉄筋が入ったブロックで施工し、 汚れに強いタイル貼仕上とし、お客様には安心と満足をして頂けました。 大谷石積等を撤去する場合は、各市町村で補助金制度がありますので、 申請から改修プランニングも合わせてご相談下さい。 デザインだけでなく、現場の施工管理まで行う、女性スタッフ女性デザイナーがお客様の悩みに寄り添いお話をお聞きしご提案させていただきます。お電話でも受け付けていますので、お気軽にお問合せください。 ご予約はこちら→予約フォーム 0561-76-0203 staff zenda

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お庭の照明
最近では、ご施主から「魅せる灯りとして計画してください」という依頼が増えています。生活の中で重要な存在として求められていると感じます。電気メーカーからでている、既存の照明ではなく、オリジナリティのある照明を求められることが多くなっています。以下、いくつかの作品をご紹介します。 本当の瓦を加工して重ねて作った瓦照明です。母屋の家で使用していた瓦が沢山あり、きれいだったので再利用して作りました。柔らかな光が雰囲気を出してくれています。 次は、十字に光る照明器具です。これは、自ら設計し、電気制作を請け負う会社に委託して製作しました。照明と壁面も、わずかな段差を設けたデザインになっており、そのため陰影が生まれ、夜の外観も迫力があり素敵です。階段部分は浮遊階段として設計し、フラットバーの照明を採用しています。。 このお庭は、月の庭をテーマにしてデザインしました。お庭に月が見えれば・・と考えてデザインを実現するために、板金加工業者に依頼し、レーザー加工してもらった素材を使用しました。壁と板金の板の間にフラットバー照明を施工しました。リビングから見える、月の光でご家族を優しく照らしてくれています。 照明メーカー以外でも、少し工夫するだけオリジナルの照明が、手に入ります。庭によって家の表情がかわります。お庭をカッコよくしたい!癒しの空間にしたい!などご相談ください。 無料相談会も開催しています。お気軽にご相談くださいね。ご予約はこちら→予約フォーム デザインだけでなく、現場の施工管理まで行う、女性スタッフ女性デザイナーがお客様の悩みに寄り添いお話をお聞きしご提案させていただきます。お電話でも受け付けていますので、お気軽にお問合せください。 0561-76-0203 staff saori

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3Dプリンターの擁壁
がけをあつかうことが多いため、常日頃から興味をもちながら情報収集を心掛けているのですが最近面白い記事を見つけてしまいました。なんと「3Dプリンターで擁壁をつくる」というのです。 以下、日経クロステックより引用です。 「新庄砕石工業所(山形県新庄市)は落石防護柵の重力式擁壁の埋設型枠を全て3Dプリンターで “印刷”して、建設工事の工期を従来工法と比べて約4割短縮した。 同社が手掛けたのは、秋田県と山形県新庄市を結ぶ国道13号の道路整備事業の一環として国土 交通省山形河川国道事務所が発注した新庄国道管内防災対策工事だ。 延長43.7m、高さ1.3~2mの重力式擁壁の上に、落石防護柵を設置する。2024年1月に完成した。 新庄砕石工業所が山形県新庄市で施工した落石防護柵(写真:新庄砕石工業所、ポリウス)  新庄砕石工業所は建設3Dプリンターの開発を手掛けるpolyuse(ポリウス、東京・港)と協力し、 新庄砕石工業所の倉庫内に設置した3Dプリンターで重力式擁壁の埋設型枠になる部材を54個印刷。 その印刷物を現場に運んで設置し、内部にコンクリートを流し込んで一体化させた。 その後、重力 式擁壁の上部に落石防護柵の支柱やワイヤなどを設置した。 印刷した埋設型枠(写真:新庄砕石工業所、ポリウス) 印刷した埋設型枠を現場に設置した様子(写真:新庄砕石工業所、ポリウス) 着工前の現場の様子。背面の地山が急峻で、崩落の危険性があった(写真:新庄砕石工業所、ポリウス)  印刷した埋設型枠を用いることで、型枠の組み立てやコンクリート打設、脱型などにかかる時間を 大幅に短縮できた。 工期は全体で43日間と、通常の工法で施 工した場合の82日間と比べて約4割も 短くなった。 現場で監理技術者を務めた新庄砕石工業所の尾形広美氏は、「現場の背面に広がる地山は急峻(きゅ うしゅん)で、降雨などによって土砂崩落の危険性があった。 通常の工法で施工すると掘削した箇所は25日程度そのままにする必要があり、作業員に危険が伴う。 工期短縮は現場作業員の安全確保にもつながった」と話す。」 記事中にもあるとおり、施工場所は特別豪雪地帯に指定されているとのことで雪国では本格的な積雪を迎える前に工事を完了しようと工程を急いでいる現場が多いそうです。そのような背景から今回この現場では工期を短縮する秘策として3Dプリ…

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ウッドデッキ? タイルデッキ? 比較してみました
外構を決めていく際にデッキはウッドデッキかタイルデッキにするべきか迷っている方もいると思います。 今回は コスト メンテナンス デザイン    など   さまざまな面で比較してみました。   ウッドデッキ    ◎メリット ・・・タイルに比べて価格が安い           搬入施工がほぼ1日で終わる           木目の温もりを感じられる           フロアと同程度の高さに施工できる為              部屋の床が延長したようで広く感じる           手摺やデッキ形状の自由度が高い   △デメリット・・・耐用年数が10~15年            塗装を3~5年で塗り替える必要がある           劣化し白アリが発生する危険がある           そりやささくれに気を付ける必要がある  タイルデッキ     ◎メリット ・・・耐用年数はほぼ半永久           メンテナンスに費用がかからない           高級感がある           ホースの水で流すなど掃除しやすい           BBQなど火を使う時安心   △デメリット・・・費用がウッドデッキの1.5倍~2倍            雨水を流す為、勾配や場合によってはグレーチングが必要           夏に熱くなりやすい           フローリングより高さが下になるので段差ができる事が多い           塗れると滑りやすい            結論としてはやはり本人の好みや予算によるかと思いますが参考までに 弊社では外構の専門家がご相談をお受けします。お気軽にお問合せ下さい 宮崎

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崖地に建つ建物①
世の中には崖地に建つ建物はたくさんあります。 今回は私が見てきた中で、これは崖に建っているなぁ、と思った建物をご紹介します。 それは山小屋 こちらはキレット小屋といって長野県の山岳地帯に建てられている山小屋です。 建物の下はスパッと切れ落ちています。 本当に凄い場所に良く建てたなぁというのが最初の感想です。 崖地の魅力は眺望の良さであったりしますが、 こちら、眺望はあまり望めませんが、この秘境感がたまりません。 崖地で味わう非日常空間も良いですよね。 ここに建てるにはどんな苦労があったのでしょうか。 材料を運ぶのも大変だったかと思います。 と同時に日本の建築技術にも感心してしまいます。 崖地に建てるということは、設計はじめ、工事も大変だったりしますが 様々な問題をクリアして出来上がったときの達成感は格別です。 弊社には、崖地や少し難しい土地に家を建てることを得意とする設計者が在籍しております。 皆様のこうしたいを叶えるために日々研鑽もしております。 家づくりで困りごとがございましたら、 一度、弊社に相談してみてはいかがでしょうか。 お待ちしております。 担当:小林

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