エグセファームが提唱する「希少地」という言葉は、不動産業界の常識を覆す新しい視点から生まれました。 不動産情報では、崖地や狭小地、変形地などはネガティブな特徴として扱われ、「扱いづらい」「価値が低い」と見られがちです。 しかし、エグセファームではこれらの土地を「希少地」と名付け、ポジティブな価値へと転換しました。 この発想の背景には、土地を「希少物件」として扱う従来のやり方への違和感がありました。 不動産広告で「希少物件」と銘打たれる土地は、駅近や人気エリアといった理由で早い者勝ちを強調することが多い一方、 土地の形状や特徴を理由に価値を否定される土地が数多く存在していました。 この不動産業界の二重基準を前に、エグセファームは「なぜ土地の形状や条件をポジティブに捉え直せないのか?」と考えたのです。 そして「希少地」という言葉を発案し、「独自性があり、魅力を引き出せる土地」としてその価値を再定義しました。 「希少地」という言葉は、社会に2つの大きなプラスの影響を与えています。 まず、建築家や設計士にとっては、創造性を存分に発揮できる場を提供しています。 通常の四角い平地では、過去のテンプレート設計を応用することが多く、建築士の技術が埋もれてしまう場合があります。 しかし、希少地は形状や特性が一つひとつ異なるため、毎回ゼロから設計を考える必要があり、設計士としてのスキルや感性を磨く絶好の場となります。 エグセファームは、この土地と設計者の対話を大切にし、設計士の能力を最大限引き出す環境を整えています。 次に、住む人にとっても大きなメリットをもたらします。 希少地工法®を用いることで、傾斜や変形をそのまま活かし、個性的で住み心地の良い住まいを実現できます。 これにより、土地を平らにするための無駄なコストを削減し、その分を建物に投資することが可能になります。 ▼ 建物で土地の段差を解消! お客様の希望や個性を最大限反映させた住まいを提供することで、まさに「その土地だからこそ実現した家」が生まれるのです。 また、「希少地」という考え方が普及することで、社会的にもプラスの変化が期待できます。 これまで「価値が低い」とされてきた土地が、「唯一無二の可能性を秘めた資産」として再評価されるようになり、地域の土地利用の多様性や活用方法が広がるでしょう。 エグセファーム…
先日、静岡県の河津町で開催された OMM JAPAN 2024 KAWAZU へ参加してきました。 河津桜で有名な観光地です。 どのようなイベントかというと オリジナル・マウンテン・マラソン(OMM)は「自分自身の山岳スキルをテストする場」として1968年のイギリスで、山を愛する有志たちによって創られました。以来50年以上、毎年開催されているもっとも歴史ある山岳レースです。 日本上陸は2014年。おかげさまで今年10周年を迎えます。 あえて気候条件の厳しい晩秋に開催される1泊2日のレースです。参加者は必要な装備すべてをバックパックで携行し、ナビゲーション力やセルフエマージェンシー力、判断力など、全てのマウンテンスキルを駆使して挑みます。 山岳地を安全かつ正確に行動するための経験や体力はもちろん、ナビゲーションスキルと野営技術が不可欠であり、まさに「山の総合力」が試される山岳レースです。 以上、ホームページより抜粋 というものです。私は今回で4回目の参加となりました。 毎年、ScoreMediumというカテゴリーでの参加です。 上の地図を読みながらオレンジと白のフラッグを探してポイントを取り、その得点で順位を競います。 途中、急登や沢を渡ったりと、なかなかアドベンチャーな雰囲気漂うこのレース。 途中、道なき道を行くので、藪を漕いだり山中を彷徨ったり。。。 ですが、とても楽しく充実した二日間でした。 こんな感じで、休日でも崖と戯れております。 ちなみにこちらのレース、ScoreMedium女子の部で優勝してきました✌。 ↓ご興味のある方はぜひともご覧ください。 OMM JAPAN 2024 KAWAZU – OMM JAPAN OFFICIAL 仕事でも崖地を制覇するべく、日々精進したいと思っております。 staff:小林
今日は当社の建物の考え方から、どういった家ができるのかを実際の土地を参考にしながらご説明させていただきます。 場所は名古屋市天白区音聞山、地下鉄名城線・鶴舞線の八事駅から徒歩7分の場所にあります。 このような200坪の傾斜地になります。この土地をぱっと見て『欲しい!』と思う方は少ないでしょうね。なぜなら、どんな家が建つか想像できないからです。おそらくこの土地が欲しいと思って今相談している建築会社に持っていくと『この土地はやめておきましょう』と言われてしまうかもしれません。 その理由は、その会社にとって計画が難しく申請も大変だからです。宅地造成区域、風致地区、名古屋市中高層条例等・・・ できれば建物の確認申請だけで終わるような土地を持ってきてほしいと思っている会社がほとんどです。私たちはこういった土地だからこそ特別な家ができると考えています。 この土地に家を建てて、2階からどのように見えるかがこの写真になります。視界が開けて良い土地だと思いませんか? このような土地に家を建てていく方法は以前ご紹介させていただきましたが、今回一つの参考例として計画を作ってみました。手書きなので見にくいことをご了承ください。 まず道路側にガレージをつくります。それで3.5m~4mぐらいの高低差を処理します。そうすることによって上に家を建てた時に土の流れ出しを防ぐことができるからです。ガレージの横から階段を上っていき、玄関があります。(ガレージ内から階段で直接家に入ることも可能です) 玄関ホールから少し階段を上ったところに洋室を配置していき、その奥でまた階段を少し上ったところに寝室と家族全員のクローゼットを配置しました。 このように傾斜に合わせて階段状に1階をつくっていきます。その結果玄関の天井が高くなったりもします。 続いて2階です。家からの景色を優先してリビングは2階にします。カーテンを開けっぱなしで生活してもプライバシーが守れる中庭を採用して、中庭側は上から下までの大きな窓を連続させます。同じく洗面所や浴室も中庭側に向けることで外部からの視線を気にしないで開放的になります。 バルコニーからの景色は2枚目の写真のような景観となります。 道路から見た外観と建物を切った時の断面はこのようになります。道路からの目線を気にしないで、開放的に暮らす。傾斜地ならではの天井高さや他にはないオンリー…
今回は、今後の不動産価格の動向について少しお話させていただきます。 既に「2025年問題」を耳にしている方もいらっしゃるかもしれませんが、これは日本における高齢化がもたらす大きな社会問題となっています。団塊世代の方が75歳以上の後期高齢者となることで社会保障費の負担が増えることや、働き手の不足などが問題視されていますね。またこれらが今後の不動産にも大きく影響していくのではないかと予想されています。 具体的には以下の3点が挙げられます。 ・空き家の増加 ・相続不動産の売却が増加 ・立地適正化計画による不動産価格の下落 立地適正化計画とは一言でいうと「コンパクトな街づくり」ですが、住居に加えて医療関係、商業施設をまとめて立地させることで、生活利便性の維持・向上を図る計画のことです。コンパクトな街づくりが進行すると、そこから離れた地方の不動産価格が今後下落する可能性が考えられますね。その一方で価格が上昇するところもあります。 物件情報で「都市機能誘導区域」や「居住誘導区域」という単語を見たことありませんか? それらも計画の一部で、そのような場所では生活利便性の高さ故に人が集まりやすくなるので、今後地価が上昇する可能性が高まっていくのではないかと予想できます。 2025年問題が不動産価格の下落の一因になるおそれはありますが、「2025年」をきっかけに大暴落することは考えにくいですね。すでに進行している少子高齢化問題がより顕著になるきっかけになる、といったイメージでしょうか。。。(2024年の地価公示は全国の全用途平均で+2.3%で、3年連続上昇となっています) 先程もお伝えしましたが、価格が下がっていく不動産もあれば上がる不動産もあります。木造住宅の資産価値は築20年でほぼゼロに近いものになると言われていますが、土地の価値はゼロになることはなく常に変動しています。 今後の土地探しでお困りな点がございましたら是非当社まで一度ご相談ください。お客様の理想のマイホーム計画に少しでもお役立てできれば幸いです! STAFF:髙田
あっという間に8月も後半に入りました。まもなく秋の季節がやってきますが、日頃の尋常ではない暑さから予測すると今年も残暑が長引きそうですね。。。 さて今回は、新築をご計画のお客様に提案させていただく参考プランをご紹介致します! 土地の選定から始まったのですが、第一にビルトインガレージをご希望でしたので、あえて高低差のある土地を選び、当社の得意としている希少地設計を活かした建物プランを作成しました。 ◆ビルトインガレージ+豪華4LDKのハイエンドな邸宅。 ◆SE構法の採用で大窓や吹抜けによる開放的な空間を演出。 ◆リビング階段を設け、家族とのコミュニケーションを取りやすく◎ ◆リビングからランドリールーム(LR)まで真っすぐな生活動線。 ◆約100坪の広大な敷地から確保できるお庭を、BBQや家庭菜園など様々な用途に利用できる。 ※SE構法については、過去のこちらのブログをご参照ください。 ご計画の建物によっては高低差のある土地だからこそ実現できるものもあります。 平らな土地では難しい地下室・半地下室を間取りに組み込むことができるほか、LDKに段差を加え、吹抜けの印象に近い高天井を設けることも可能です。またそれらに伴い外観も立体感が増すため、よりデザイン性の高い建物を創ることができます。 家づくりに関して、高低差のある傾斜地に限らず、変形地・狭小地など、あらゆる土地の特性を最大限に引き出すとともに、当社でお客様の理想を叶えるお手伝いができれば幸いです。 「地下室をつくりたい!」「限られた空間でも快適で広いリビングがほしい!」など、皆様の夢が詰まったマイホーム計画をぜひ一度お聞かせください! Staff : 髙田健斗
住宅以外もやっているのです! 弊社HPの施工例は一般の住宅メインに載せていますが ひそかにこんな建物も建てています。 こちらは危険物を保管する倉庫です。 鉄骨平屋建て約1000㎡と大きな建物です。 普段建てている一般木造住宅とは設計も施工も全く違う手順になります。 今回は危険物を扱うということもあり、検討事項がたくさんありました。 設計も施工も初めて経験することがあり、だいぶ悩み、勉強させていただきました。 それでも、木造住宅で培ったノウハウや、普段お付き合いしている協力会社様の技術・ネットワークにより 無事に完成・引渡しすることができまして、ホッとしております。 やったことのない事にチャレンジするのは大変ではありますが、同時にやりがいもあるものですね。 いろんな案件を通して、建築そのものが楽しいと思える今日この頃です。 このように住宅以外の事業用案件にも対応させていただきます。 もちろん、土地探しからも承ります。 ご検討中の方は是非とも一度弊社にご相談ください。 お待ちしております。 担当:小林
ブログを見て下さりありがとうございます。 自社土地の情報を【SUUMO】に追加で掲載していますのでお知らせします。 ◎音聞山 【エグセファーム】200坪以上のゆとりある敷地面積で、明るく自由な建物計画が可能です♪ 建築条件無し/眺望良好/名城線・鶴舞線「八事」駅 徒歩8分 https://suumo.jp/tochi/aichi/sc_nagoyashitempaku/nc_75188367/ ◎土原 【エグセファーム】100坪以上のゆとりある敷地面積で、眺望の良い建物計画が可能です♪ 建築条件無し/眺望良好/桜通線「相生山」駅 徒歩26分 https://suumo.jp/tochi/aichi/sc_nagoyashitempaku/nc_75190198/ 音聞山は建物プラン例がありますのでVR動画も載せています。とてもかっこいい住宅なので見て頂けましたら幸いです。 気になる土地がありましたらお気軽にお問合せ下さい。 宮崎
5月も中旬になり、気持ちの良い季節となりましたね。 晴れている日は気持ちよくお出かけできますよね。 我が家も子供の趣味である、お城めぐりに出かけております。 暑くなってしまうとなかなか足が向かない山城へお出かけしたりするのですが、 今回ご紹介するお城は、群馬県太田市の金山城という城跡です。 こちらは日本100名城のひとつです。 山全体を要塞化した山城です。 山城をみていつも思うのは、 高低差をうまく利用しているな、ということです。 ただ平らにするだけではなく、 段々にすることで土地も有効利用できますし 街並みとしても雰囲気がいいですよね。 地形を読んでその土地にあった設計をすることは 私たちのテーマでもあるのでとても参考になります。 城めぐりは歴史だけでなく、建築や都市計画についても学べることが多く、 とても楽しいものです。 皆様もこんな山地形をみて 当社のことを思い出してくれると幸いです。 担当:小林
住宅を新しく建てるときに必須になるのが基礎工事。多くの方は基礎工事多がどのような役割があるのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?基礎とは、建物を水平に保ち、建物の重さを地面に逃し、台風や地震に対抗させ長持ちさせる大切な工事です。着工中は依頼主も見学できますので、これから住宅を建てる方は認識しておくと安心です。 この記事では基礎工事の概要から着工の流れを紹介します。 1. 遣り方・水盛り 水盛りは建物の水平基準を出し、遣り方で図面に記載された建物の位置や基礎の高さを実際の敷地に写すための仮設物(木の杭など)を設置します。 2.掘削工事 地盤を掘り起こして基礎をつくります。 3.砕石を敷き 掘削後に砕石と呼ばれる石を敷き詰め、地盤を締め固めます。 4.捨てコンクリート 建物が実際に建てられる位置を確認するため位置を示すものです。強度が必要とされるものではありませんが、工事をすすめるための大切な作業です。 5.鉄筋工事 鉄筋工事とは、格子状の鉄筋を組み立てる配筋工事という作業が必要です。コンクリートだけでは圧縮力には強いけれど引っ張り力には弱いため鉄筋による補強が必要です。基礎の強度にも大きく関わる重要な工程になります。 6.型枠工事 捨てコンに描いた墨出しを基にコンクリートを流し込める基礎の形となる型枠を組みます。コンクリートの圧縮力に崩れないように組まなければならないが、尚且つ後に容易に外すことができなければいけない工程です。 7.コンクリート工事 コンクリート工事は一般的にベースと立ち上がり2回に分けてうちます。コンクリートを流し込む間はバイブレーターといわれる振動機を利用し、コンクリートを隙間なく行きわたらせます。コンクリートが乾くまでには5~7日間ほど養生をします。 8.型枠を外し、仕上げ 養生期間後に型枠を外し、コンクリートの不良やひび割れを確認します。 今回は以上です。ご検討とお時間をいただきありがとうございます。✨✨✨ MAY
能登半島地震から3ヶ月が経過した4月現在、ようやく少しずつ落ち着いてきたところでしょうか。 2ヶ月ほど前にこちらでお話しさせていただきました。日常生活に多大な影響が及んだ「断水」問題が3月中旬にようやく解決し、震災前の生活ができるようインフラも少しずつ回復してきたと父親から報告を受けました。 さて今回は音聞山(天白区)にあります崖地(傾斜地)をご紹介します! 特徴的な地名で知られている「音聞山」。 私調べによると諸説ありますが、 鎌倉時代では、現在の名古屋市緑区鳴海町一帯が干潟(鳴海潟)となっており、海辺に打ち寄せる波の音が当土地まで聞こえたことにより「音聞山」となったと言われています。 そんな音聞山に位置する土地ですが、こちらは敷地面積 200坪を超える広大な崖地になっており、道路から敷地奥まで高低差が10m以上の傾斜地になっています。名城線「八事駅」徒歩7分、スーパーも近くと利便性の高い好立地なエリアです。 八事を代表する景勝地「音聞山」の敷地で自由で開放的な建物計画はいかがでしょうか。 エグセファームはこのような傾斜地に対する住宅設計を得意としており、代表を初め多くの一級建築士が在籍しています。 傾斜地での建物計画は、是非エグセファームまでご相談ください! 物件詳細はこちらから staff:髙田
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