新築住宅の防水工事は、建物の外部から内部に雨水が侵入しないように行う工事です。屋根や外壁面など、建物外部に接する面に施します。新築住宅の防水工事には、以下のような種類があります。1- ウレタン防水 ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を塗ることで防水層を作る工法です。ウレタン塗膜防水とも呼ばれており、高い防水性を必要とする屋上などでも使われるようになりました。 2- 塩化ビシート防水 塩ビシート防水とは、塩化ビニル樹脂が素材のシートを使って行う防水工事のことです。 3- FRP防水、アスファルト防水 FRP防水は、FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)を使用した防水工法です。ベランダー・バルコニー、建物の屋上などに多く採用されています。 4- シリコン塗料による外壁防水塗装 外壁に塗装することで、雨水や湿気が内部へ侵入するのを防ぎ、建物全体の耐久性を向上させることができます。 汚れがつきにくく、ついた汚れも簡単に洗い流すことができます。 防水工事の施工手順は、次のとおりです。下地・ケレン処理プライマー塗布ガラスクロスやウレタンシートの貼り込み中塗りトップコート仕上げ防水工事は、施工後10年程度でメンテナンスを行うのがよいでしょう。メンテナンスを怠ると、雨漏りや構造躯体の濡れなどの重大な損害を引き起こす可能性があります。 以上、MAY
2週間後には大晦日を迎え、大掃除の準備に取り掛かっている方や年賀状の準備など様々な時間を過ごされているかと思います。 今回は2025年に販売予定の分譲住宅3棟のうちの1棟を紹介させていただきます。 場所は名古屋市天白区土原1丁目。東へ少し歩くと里山の自然の中、気軽に体を動かすことができる『天白公園』や、坂を下って北に進むと遊歩道が整備された『新池』があります。辺り一帯は土地区画整理区域内ということもあり道路幅が広く住環境が整備されているほか、周辺で新築工事が次々と着工していくなど地域として注目度が増しているように感じます。 標高が50mを超える計画予定地。今回は傾斜という地勢を活かしながら、そこから見える景色を重視した設計によって写真のような素敵な外観・LDKのイメージが完成致しました。 2階にスキップフロアを設けたLDKを配置することで、1日を通して家族が寛ぎながらその景色を眺めることができます。さらに周辺には視界を遮るものがなく、南に向いたリビングは常に明るい居住空間が期待できます。 開放的な景色と共に伸びやかな暮らしを育むお家はいかがでしょうか? 当社イベント情報や告知、建築実例はインスタグラムに配信しておりますので是非ご覧ください! エグセファーム|土地の癖を価値に変える|名古屋.注文住宅(@exce_firm) • Instagram写真と動画 STAFF:髙田
先日、静岡県の河津町で開催された OMM JAPAN 2024 KAWAZU へ参加してきました。 河津桜で有名な観光地です。 どのようなイベントかというと オリジナル・マウンテン・マラソン(OMM)は「自分自身の山岳スキルをテストする場」として1968年のイギリスで、山を愛する有志たちによって創られました。以来50年以上、毎年開催されているもっとも歴史ある山岳レースです。 日本上陸は2014年。おかげさまで今年10周年を迎えます。 あえて気候条件の厳しい晩秋に開催される1泊2日のレースです。参加者は必要な装備すべてをバックパックで携行し、ナビゲーション力やセルフエマージェンシー力、判断力など、全てのマウンテンスキルを駆使して挑みます。 山岳地を安全かつ正確に行動するための経験や体力はもちろん、ナビゲーションスキルと野営技術が不可欠であり、まさに「山の総合力」が試される山岳レースです。 以上、ホームページより抜粋 というものです。私は今回で4回目の参加となりました。 毎年、ScoreMediumというカテゴリーでの参加です。 上の地図を読みながらオレンジと白のフラッグを探してポイントを取り、その得点で順位を競います。 途中、急登や沢を渡ったりと、なかなかアドベンチャーな雰囲気漂うこのレース。 途中、道なき道を行くので、藪を漕いだり山中を彷徨ったり。。。 ですが、とても楽しく充実した二日間でした。 こんな感じで、休日でも崖と戯れております。 ちなみにこちらのレース、ScoreMedium女子の部で優勝してきました✌。 ↓ご興味のある方はぜひともご覧ください。 OMM JAPAN 2024 KAWAZU – OMM JAPAN OFFICIAL 仕事でも崖地を制覇するべく、日々精進したいと思っております。 staff:小林
こんにちは!宮崎です! 今回は「スキップフロアと言われたけどよくわからない…」そんな方に向けて説明していこうと思います。 簡単にいいますとスキップフロアとは建物の床に段差を作り、中1階や半地下のある間取りの事です。 当社は傾斜地を得意としていますので、土地形状を活かしたスキップフロアの住宅をご提案させていただく機会もございます。 このように吹き抜けとしたり、段差を利用した収納スペースを設ける場合もあります。 建物の固定資産税は延床面積から算出されるため、スキップフロアを活用して面積不算入の規定を適用できれば、固定資産税を下げることができる可能性があります。(自治体によります) もちろん気を付ける事もあります。 バリアフリーに適用していない為、階段の昇り降りを避けたい方にはおすすめしません。建築費用が高くなる為、構造や予算の面を確認する事が大事です。 もし気になる事がありましたらお気軽にご相談ください 宮崎
透湿防水シートとは、 外壁を貼る前に壁全体に施工されるシートのことです。普段は外壁で隠れて見えないのですが、漏水防止と壁体内結露防止をする極めて重要な建材です。 通気工法と透湿防水シートとは、 住宅の耐久性向上を目的に、壁体内の湿気等の水分を排出させる 通気工法 が一般化しています。通気工法は透湿防水シートと外壁仕上げ材との間に胴縁などを用いて通気層を設ける工法です。室内で発生した水蒸気など湿気を含んだ空気が万一壁体内に入り込んだ場合、湿気は透湿性のある透湿防水シートから通気層を通じて屋外に排出され壁体内結露の発生を防止し木材の腐食やシロアリの発生を抑制します。 また、万が一にも外壁仕上げ材の接合部等から浸入した雨水が壁体内に入り込むことを防ぎます。 MAY
8月は稀にみるノロノロ台風で被災された方もいらっしゃるかと思います。 温帯低気圧に変わっても、大雨被害のニュースがニュースで流れるたびに 最小限に治まってほしいと願うばかりです。 九州では建物被害もたくさんあったようですね。 こんな状況ではありますが、台風が来る前に九州へ行くことがあり、 ついでに長崎の端島(通称軍艦島)へ行ってきました。 その際に、台風が来るたびに建物がどんどん崩れている、と説明を受けました。 それが、大正時代に作られた日本で初めてのRC共同住宅であります。 こちらの建物、数々の台風に遭いながらもここまで持ち堪えているようです。 昔、1年以内に壊れると言われながらも未だに壊れずにいるこの建物、日本の技術の高さを感じます。 ただ、世界遺産の対象施設ではないので、補修工事等はされないとのこと。 個人的にはこの廃墟感が好きなので、非常に残念ではありますが仕方ないですね。 ちなみに世界遺産はこちら⇓ 明治時代に建設されたものが対象なので、修復保存作業がされております。 日本の近代化を支えたこの島の歴史をもっと知りたいなと思いました。 この島は、フォルムが軍艦に似ているので軍艦島と呼ばれるようになったようですね。 かっこいいですよね。 建築に携わる人間として、こういった建物や施設を見てとても刺激を受けました。 お客様の建物を設計する際、この経験が生かせるといいな、と思っています。 担当:小林
住宅の屋根には、さまざまな種類の形や葺き方、屋根材があります。今回は屋根の種類をご紹介します。 一般住宅の屋根 日本の住宅では、以下の4つの屋根素材が一般的です。ガルバリウム、瓦、スレート、アスファルトシングル ガルバリウム ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛、シリコンによってメッキ加工された鋼板素材です。 メリット● 軽量で耐震性が高い● 金属素材としては錆びにくい● 防水性が高い● 安価で工事ができる「カバー工法」に最適● 複雑な形状の屋根にも対応できる デメリット ● キズが付きやすい● 防音性が低い● 塗装が必要 瓦 瓦とは、粘土を焼いて作る瓦素材です。「陶器瓦」や「いぶし瓦」などとも呼ばれます。 メリット● 耐用年数が長い● デザイン性が高い● 断熱性が高い● 防音性が高い● 結露しにくい デメリット● 工事費用が高い● 重いため耐震性が低下する スレート スレートとは、セメントなどを材料として作る板状の屋根材です。 メリット● 工事価格が安い● 瓦よりも軽くて耐震性が高い● 工事できる業者が多い デメリット● 割れやすい● 塗装が必要● 2004年以前の商品はアスベストを含む恐れがある アスファルトシングル アスファルトシングルとは、ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ、表面に石を吹き付けたシート状の屋根材です。 メリット● 軽量で耐震性が高い● 錆びない● 割れない● デザイン性が高い● 複雑な形状の屋根…
あっという間に8月も後半に入りました。まもなく秋の季節がやってきますが、日頃の尋常ではない暑さから予測すると今年も残暑が長引きそうですね。。。 さて今回は、新築をご計画のお客様に提案させていただく参考プランをご紹介致します! 土地の選定から始まったのですが、第一にビルトインガレージをご希望でしたので、あえて高低差のある土地を選び、当社の得意としている希少地設計を活かした建物プランを作成しました。 ◆ビルトインガレージ+豪華4LDKのハイエンドな邸宅。 ◆SE構法の採用で大窓や吹抜けによる開放的な空間を演出。 ◆リビング階段を設け、家族とのコミュニケーションを取りやすく◎ ◆リビングからランドリールーム(LR)まで真っすぐな生活動線。 ◆約100坪の広大な敷地から確保できるお庭を、BBQや家庭菜園など様々な用途に利用できる。 ※SE構法については、過去のこちらのブログをご参照ください。 ご計画の建物によっては高低差のある土地だからこそ実現できるものもあります。 平らな土地では難しい地下室・半地下室を間取りに組み込むことができるほか、LDKに段差を加え、吹抜けの印象に近い高天井を設けることも可能です。またそれらに伴い外観も立体感が増すため、よりデザイン性の高い建物を創ることができます。 家づくりに関して、高低差のある傾斜地に限らず、変形地・狭小地など、あらゆる土地の特性を最大限に引き出すとともに、当社でお客様の理想を叶えるお手伝いができれば幸いです。 「地下室をつくりたい!」「限られた空間でも快適で広いリビングがほしい!」など、皆様の夢が詰まったマイホーム計画をぜひ一度お聞かせください! Staff : 髙田健斗
前回は建て方までご説明させて頂きましたが、建物は屋根まで建てたら躯体工事が終わりではありません。 建物はさまざまな外力が掛かってきます。建物の荷重となる垂直の力は柱や梁などで支えますが、地震や台風などの抵抗する力は柱などでは支えられないので、耐力壁と呼ばれる壁が必要となってきます。一般的に筋交いと呼ばれる斜材や構造用面材と呼ばれる面材などを施工して強度を保っています。 これらの耐力壁はむやみやたらに取り付ければ良い訳ではありません。バランス良く建物に配置することで建物の倒壊を防ぎます。 又、柱や梁などの接合部は金物で効率よく緊結することによって、粘り強く建物を保つことが出来るのです。 MAY
本格的な夏の暑さが続いていますね。私はアパート住まいですが帰宅後、室内には熱気がこもっているので、換気をしながら冷房で部屋を冷やす作業から始めています。 今日は一般住宅において”涼しい家”にするためのポイントを1つご紹介します。 それは高気密・高断熱の室内にすること。そのメリットとしては ○1年を通じて室温が安定しやすく、外部の気温変化に影響されにくい。 ○冷暖房効率が高まるため、エネルギー消費を抑えられ、光熱費の削減につながる。 ○高気密により外部の騒音が入りにくく、静かな室内環境が保たれる ○高断熱により結露が減ることで、建物全体の耐久性が向上する など挙げられますが、デメリットも存在します。 ●建築コストの上昇 ●高気密にすることで自然換気が減少するため、適切な換気システムが必要になる ●エアコンなどの空調設備で室内が乾燥しやすい 上記デメリットを補うために、24時間換気システムの導入など対策が必要になります。 1年中快適な家を実現するために、当社はお客様のライフスタイルに合わせてあらゆる角度からご提案致します。 まずは些細なお悩みや不安でもご相談ください! <おまけ> エグセファーム本社では暑さ対策として入口のガラスドアに遮熱フィルムを貼り付けました! これからの夏も快適に過ごせそうです。 Staff:髙田