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傾斜地の建物プラン②

今回も、前回に引き続き傾斜地でのプランを紹介させて頂きます。前回は傾斜が割と緩やかな場合でのプランでしたので今回は土地のすべての部分が急な傾斜の場合を紹介させて頂きます。

一般的な建物の建て方は以前に説明させて頂いた通り高い位置を平坦に造成して崩れないように擁壁(高いコンクリート壁)で抑えるのが一般的です。

※赤色で描いた箇所が造成で擁壁を造らないといけなくなる部分です。

この場合、隣地も傾斜地になっていることが多いため擁壁を囲い土を抑えないといけない場合が殆んどのため、壁に囲われることによる閉塞感や圧迫感を感じると思います。又、高い擁壁を造るということはその高さぐらいの擁壁の基礎が埋まっています。建物を敷地いっぱいに使いたくても地盤改良などの関係上、擁壁から離さないといけなくなる場合があります。(地盤改良で杭などを造るのに擁壁の基礎が干渉してやりずらくなるため)そのほかにも高い擁壁の自重が重いため、埋め立て地や軟弱地盤で擁壁を造るとそれ自体に地盤改良工事がいる場合もあるため余計なコストがかかる場合もあります。

今回紹介するプランでは傾斜地に沿った建物を実現することによって建物基礎が擁壁を兼ねているために基礎のコストは上がりますが擁壁と建物基礎を分けて施工するよりもコストカットを見込めますし、地盤改良等もしやすく、敷地を広く使えるため狭小地でも敷地を有効活用出来ると思います。

敷地の有効活用し解放感ある建物を実現されたい方は是非当社までご相談をお待ちいたしています。

高橋