Exce firm | garden peaks STAFF BLOG

地盤調査について
今では当たり前になった地盤調査 地盤調査にもいろいろ種類がありますが、 普通の戸建住宅を建てる際にはスウェーデン式サウンディング試験が一般的なものです。 で、当社が扱う崖地についてはどうか、というと上記に加えて 基本的には「ボーリング調査」というのを行います。 何が違うかというと、精度・工期・費用が違います。 地下の岩石や土壌のサンプルを採取するために、地表から深く穴を掘る方法で 地下の構造や物質の分布を詳しく調べることができ、水位もわかるので、より精度が高くなります。 また、調査する際はヤグラを建てるのでそれなりの広さも必要ですので、 敷地によっては調査前に整地したりします。 こんな感じでヤグラを建てています。 強度が確認できるまで掘り続けるので、調査自体も二日間にわたる場合もあります。 という調査内容なので必然的に費用が嵩んでしまいます。 同じ敷地でも、調査結果はこんな感じで違います。 まずはスウェーデン式サウンディング試験の調査結果です。 続いてボーリング調査の試験結果です。 なんとなく、ボーリング調査の方が詳しく見えますよね。 では、スウェーデン式サウンディング試験がダメかというと、そうではないのです。 工事内容、どんな建物を建てるかによって、必要な情報が変ってくるので、 設計するにあたり、必要であれば必ず調査を行うようにしております。 基礎工事や地盤改良は出来上がってしまうと見えなくなる場所なので 購入する際には気になる部分ではありますよね。 当社はこのようにきちんと調査を行い、構造計算をしたうえで建てておりますので、 安心して住んでいただけると自負しております。 また、崖地では調査できないという調査会社もありますが、 当社には優秀な協力会社さんがいるので、このような難しい土地でも計画ができるのです。 もし、こんな難しい土地で困っている、という事があれば 当社に一度ご相談ください。 お待ちしております。 staff:小林

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台風一過
8月は稀にみるノロノロ台風で被災された方もいらっしゃるかと思います。 温帯低気圧に変わっても、大雨被害のニュースがニュースで流れるたびに 最小限に治まってほしいと願うばかりです。 九州では建物被害もたくさんあったようですね。 こんな状況ではありますが、台風が来る前に九州へ行くことがあり、 ついでに長崎の端島(通称軍艦島)へ行ってきました。 その際に、台風が来るたびに建物がどんどん崩れている、と説明を受けました。 それが、大正時代に作られた日本で初めてのRC共同住宅であります。 こちらの建物、数々の台風に遭いながらもここまで持ち堪えているようです。 昔、1年以内に壊れると言われながらも未だに壊れずにいるこの建物、日本の技術の高さを感じます。 ただ、世界遺産の対象施設ではないので、補修工事等はされないとのこと。 個人的にはこの廃墟感が好きなので、非常に残念ではありますが仕方ないですね。 ちなみに世界遺産はこちら⇓ 明治時代に建設されたものが対象なので、修復保存作業がされております。 日本の近代化を支えたこの島の歴史をもっと知りたいなと思いました。 この島は、フォルムが軍艦に似ているので軍艦島と呼ばれるようになったようですね。 かっこいいですよね。 建築に携わる人間として、こういった建物や施設を見てとても刺激を受けました。 お客様の建物を設計する際、この経験が生かせるといいな、と思っています。 担当:小林

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医院建築設計
崖地に家を建てるのは安全か?という話を2回にわたり私から説明させていただきましたが、今回は当社の現在進めている仕事を紹介したいと思います。 当社のキャッチコピーは『常識を捨てたら家は広くなる』です。住宅ばかりかと思われがちですが、実は事務所建築や医院建築、店舗にも携わっているのです。住宅の考え方は人の生活部分となるため細かい部分まで考えたり勉強したりする必要があります。だからこそ住宅以外の建築にもその繊細さが活きてくると私は考えます。 その中でも現在進行中のRC(鉄筋コンクリート)造の医院併用住宅の設計物件を紹介させていただきます。 こちらは道路との高低差2.5mぐらいの土地に計画しています。 住宅の場合、当社は崖地の建築は鉄筋コンクリート造の地下室や基礎の上に木造でつくることが多いのですが、今回は4階建てということ、お施主様が木造以外を希望されていたことからRC造にて進めさせていただきました。 設計期間1年、施工期間1年の2年がかりで、いよいよ今月4月に完成を迎えます。外壁に4種類のタイルを組み合わせたり等、色合わせに悩みましたが、足場が取れて外観が全て見えるようになり、この組み合わせで良かったと思います。 当社の崖地建築の考え方も取り入れることができ、完成が待ち遠しいです。外構まで完成した後、またお知らせしたいと思います。 今回大きな仕事を任せていただいたお施主様、私のわがままを多く受け入れてくださった建築会社の皆様には心より感謝申し上げます。 代表:牧田

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