Exce firm | garden peaks STAFF BLOG

ミラノサローネ上映会

インテリアを軸にした最新のトレンドとこれからの傾向について

先月末、(株)イクタ様主催の「ミラノサローネ2025セミナー」に参加させて頂きました。

今年のサローネの特徴は、

①温故知新 

②テラコッタ、グリーン 

③対話(forum) 

④最新技術×再生素材 

⑤文化イベントによる空間の価値表現 

です。

数十年前の製品をオマージュして、新しい製品として発表しているブランドが多く、伝統や歴史を感じさせるデザインが特徴的でした。

造形は、「優しい」「柔らかい」「シンプル」といった、今までの「無機質」「モダン」とは対照的な素材や形が多く、男性的から女性的に変化したように感じられました。

住宅においては、これまで以上にリラクゼーションやホテルライクの要素を追求する傾向もありました。

色彩は、「テラコッタ(土)」「グリーン(植物)、ブルー(水)」「無彩色(石)」を中心とした色を大部分に使用することで、建物内にいても”自然”を感じられる工夫がされていました。

↑ Villa Héritageのクラシカルなインテリアスタイル

↑ paola lentiのエクステリアソファ(再生素材使用)

↑ moooiの照明、家具、デジタルプリントカーペット

他にもここでは掲載しきれない程、沢山の素晴らしい作品がミラノサローネでは展示されていました。

私はまだ訪れたことがありませんが、今回のような上映会で映像を拝見させて頂くだけでもサローネの迫力とインテリアの奥深さを感じます。

経済不況や戦争が続く現在社会で、持続可能性と地域文化の価値の再認識も問われています。

住む人が何を求めているのか、どうしたらより過ごしやすい環境が作れるのかなど、

未熟ながら、実践業務を通して必要な知識を日々蓄えております。

専門知識を備えたプロフェッショナルな先輩方を見習って今後も業務に励んで参ります。

後藤