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不動産広告のアレ

突然ですが、土地をお探しの際、広告で「セットバック」という言葉を見かけたことがありませんか?

何も知らず「要セットバック」の土地を購入してしまうと後から家づくりで後悔してしまうケースもあるかもしれません。

今回はそのことについて少しお話させていただきます。

そもそもセットバックとは、道路幅が狭い場合(4m未満)に敷地の一部を道路として供出することであり、建物を建てる際は法律的に原則として幅が4m以上の道路に接する必要があるとされています。セットバックする目的としては、

・消防車や救急車など緊急車両の進行をスムーズにするため

・狭い道路を拡幅することで、日照や採光、通風の確保がしやすくなる

大きくはこの2つになります。

では実際どのようになるかを図にまとめました。(2パターン)

ケース1:道路が3mの場合、4m確保のため道路境界から50cmずつ後退する

ケース2:道路が3mの場合、向かい側に建物がないため道路境界から1m後退する

図からわかるように、セットバックした分、土地は狭くなります。そのため土地価格については相場よりも比較的安く販売されているケースがほとんどです。セットバック後も十分に面積が確保でき、ご計画に支障がなければその土地を選ぶのも一つの選択肢かもしれません。

土地が安いからといって何も注意せず購入してしまうと、後から新築をご計画された際に希望通りの広さを確保できない可能性が出てきます。

当社は建物だけでなく土地探しからのご相談も大歓迎です。ご家族のライフスタイルや理想の空間など様々な要素を踏まえて、それぞれに合った土地を選定しご提案させていただきます!

<余談>

TECTURE AWARD 2025という建築・空間アワードに当社の実例を応募させていただきましたが、結果としては残念ながら予選通過ならず、、、でした。

全国の応募作品を見ていましたが、一つひとつに物語があり、多様性あふれるデザインばかりでとても興味深かったです。

投票は終わってしまいましたが、まだ見ていない方はこちらから是非ご覧ください!

staff:髙田