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木造建築の造り方⑫ 防水工事

新築住宅の防水工事は、建物の外部から内部に雨水が侵入しないように行う工事です。屋根や外壁面など、建物外部に接する面に施します。
新築住宅の防水工事には、以下のような種類があります。
1- ウレタン防水                                                          ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を塗ることで防水層を作る工法です。ウレタン塗膜防水とも呼ばれており、高い防水性を必要とする屋上などでも使われるようになりました。


2- 塩化ビシート防水                                                         塩ビシート防水とは、塩化ビニル樹脂が素材のシートを使って行う防水工事のことです。


3- FRP防水、アスファルト防水 FRP防水は、FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)を使用した防水工法です。ベランダー・バルコニー、建物の屋上などに多く採用されています。


4- シリコン塗料による外壁防水塗装                                                外壁に塗装することで、雨水や湿気が内部へ侵入するのを防ぎ、建物全体の耐久性を向上させることができます。 汚れがつきにくく、ついた汚れも簡単に洗い流すことができます。


防水工事の施工手順は、次のとおりです。
下地・ケレン処理
プライマー塗布
ガラスクロスやウレタンシートの貼り込み
中塗り
トップコート仕上げ
防水工事は、施工後10年程度でメンテナンスを行うのがよいでしょう。メンテナンスを怠ると、雨漏りや構造躯体の濡れなどの重大な損害を引き起こす可能性があります。

以上、MAY