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天白区音聞山の土地(地下鉄八事駅)

今日は当社の建物の考え方から、どういった家ができるのかを実際の土地を参考にしながらご説明させていただきます。

場所は名古屋市天白区音聞山、地下鉄名城線・鶴舞線の八事駅から徒歩7分の場所にあります。

このような200坪の傾斜地になります。この土地をぱっと見て『欲しい!』と思う方は少ないでしょうね。なぜなら、どんな家が建つか想像できないからです。おそらくこの土地が欲しいと思って今相談している建築会社に持っていくと『この土地はやめておきましょう』と言われてしまうかもしれません。

その理由は、その会社にとって計画が難しく申請も大変だからです。宅地造成区域、風致地区、名古屋市中高層条例等・・・

できれば建物の確認申請だけで終わるような土地を持ってきてほしいと思っている会社がほとんどです。私たちはこういった土地だからこそ特別な家ができると考えています。

この土地に家を建てて、2階からどのように見えるかがこの写真になります。視界が開けて良い土地だと思いませんか?

このような土地に家を建てていく方法は以前ご紹介させていただきましたが、今回一つの参考例として計画を作ってみました。手書きなので見にくいことをご了承ください。

まず道路側にガレージをつくります。それで3.5m~4mぐらいの高低差を処理します。そうすることによって上に家を建てた時に土の流れ出しを防ぐことができるからです。ガレージの横から階段を上っていき、玄関があります。(ガレージ内から階段で直接家に入ることも可能です)

玄関ホールから少し階段を上ったところに洋室を配置していき、その奥でまた階段を少し上ったところに寝室と家族全員のクローゼットを配置しました。

このように傾斜に合わせて階段状に1階をつくっていきます。その結果玄関の天井が高くなったりもします。

続いて2階です。家からの景色を優先してリビングは2階にします。カーテンを開けっぱなしで生活してもプライバシーが守れる中庭を採用して、中庭側は上から下までの大きな窓を連続させます。同じく洗面所や浴室も中庭側に向けることで外部からの視線を気にしないで開放的になります。

バルコニーからの景色は2枚目の写真のような景観となります。

道路から見た外観と建物を切った時の断面はこのようになります。道路からの目線を気にしないで、開放的に暮らす。傾斜地ならではの天井高さや他にはないオンリーワンの建物ができあがります。

このように土地だけで見た時とは全く異なる見た目になっていきます。出来上がっていれば素敵な家でも土地だけを見た時に想像しにくい。想像しにくいからこそ出来上がりの感動も大きくなっていくと当社は考えます。

もしこういった土地をお持ちであったり、景色の良いところに住みたいとお考えの方は当社までご相談いただけたらと思います。

代表:牧田 久義