8月は稀にみるノロノロ台風で被災された方もいらっしゃるかと思います。
温帯低気圧に変わっても、大雨被害のニュースがニュースで流れるたびに
最小限に治まってほしいと願うばかりです。
九州では建物被害もたくさんあったようですね。
こんな状況ではありますが、台風が来る前に九州へ行くことがあり、
ついでに長崎の端島(通称軍艦島)へ行ってきました。
その際に、台風が来るたびに建物がどんどん崩れている、と説明を受けました。
それが、大正時代に作られた日本で初めてのRC共同住宅であります。

こちらの建物、数々の台風に遭いながらもここまで持ち堪えているようです。
昔、1年以内に壊れると言われながらも未だに壊れずにいるこの建物、日本の技術の高さを感じます。
ただ、世界遺産の対象施設ではないので、補修工事等はされないとのこと。
個人的にはこの廃墟感が好きなので、非常に残念ではありますが仕方ないですね。
ちなみに世界遺産はこちら⇓

明治時代に建設されたものが対象なので、修復保存作業がされております。
日本の近代化を支えたこの島の歴史をもっと知りたいなと思いました。

この島は、フォルムが軍艦に似ているので軍艦島と呼ばれるようになったようですね。
かっこいいですよね。
建築に携わる人間として、こういった建物や施設を見てとても刺激を受けました。
お客様の建物を設計する際、この経験が生かせるといいな、と思っています。
担当:小林