前回は日本ならではな蔵(土蔵)のお話をさせて頂きましたので、今回も日本ならではの東屋を紹介させて頂きます。
東屋(あずまや)とは公園などではよく見かけますが、四方の柱だけで、壁がなく、寄棟の屋根をもつ、休憩や眺望をする目的で設置された簡素な建屋です。『四阿(しあ)』とも呼ばれ、『阿』とは棟という意味で四方に軒を下ろした屋根を持つ建築物を意味するそうです。
最近では、洋風的なパーゴラ、モダンなアルミのテラスでお庭に作られる方が多いですが、日本ならではなお庭つくりなら東屋はかなり良いと思います。
ただし、専門的なお話をしますと注意するべきこともあります。東屋は簡素な建物であるとされているため、構造として建築基準法の基礎や躯体などは適用除外ができてしまいます。これによって地耐力や外力(地震や風圧力)などの計算や仕様をおろそかになりがちになってしまいます。最近では台風や地震などで倒壊している事例もみられます。小さくてもあくまでも建物なので倒壊してしまえば、人的被害がおこります。
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高橋