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建築とAI

 2024年6月12日に動画生成AI「Dream Machine」(Luma AI社)が公開されました。
「Dream Machine」とは簡単な操作で高品質な動画を生成できるツールです。

 動画生成AI「Dream Machine」とは、テキストプロンプト(文章の指示)や画像から5秒間の高品質でリアルな動画を高速に生成することができるサービスで、誰でも無料でしかもスマホアプリからも利用可能になっています。
今回以前にも類似の動画生成AIは多くありましたが、個人的には始めるのに少し敷居が高く感じる部分はありました。
この動画生成AIはGoogleアカウントがあれば誰でも簡単に始めることができるため数ある動画生成AIの類似サービスと比べて大変良いと感じます。(下記にリンク貼っておきます)
しかし、画像生成AIも動画生成AIもPCのスペックがかなりの性能でなければ使用しづらいのがデメリットかもしれません。
google社も動画生成AIを開発中とのことで、動画生成AIの動向は目が離せません。

「Dream Machine」
(2024年6月23日現在、Dream Machineはベータ版として無料公開中です!)

 

昨年の3月に米ゴールドマン・サックスは「生成AIが世界で3億人相当の仕事を置き換える恐れがある」とする報告書を公表、
職業のランキングで「建築設計・エンジニアリング」が3位に入ったニュースがありました。
今回のような動画生成AIが普及する時代がこれから訪れつつあると思うと、このニュースもアメリカの話といえど冗談話には思えなくなりつつあります。これからどうなるのでしょうか・・・。

 建築家の隈研吾氏の事務所ではMidjourney(ミッドジャーニー)などの画像生成AIをよく使っているそうです。
使い方は様々ですが、AIを主に「否定の材料」として活用しているそうです。
AIが生成したデザインとは異なるこれまでの傾向からは想像できないようなデザインにチャレンジするためにはアイディアの幅を広げるツールとしてAIを活用しているそうです。これは今後の建築設計をする上での一つの答えかと思います。

隈研吾氏は「AIによって建築設計者と素人の境界が溶けて誰でも建築家になれる時代が来る」とはなしていました。
そう思ってしまうほど現段階での生成AIでは高クオリティのものが誰でも短時間でつくれてしまいます。
これからは効率的に自分たちの求める「解」を見つけるためにAIを活用していくことがこれからの設計の仕事における鍵になってくるのかなと私は思います。
AIによってこの分野もこれから大きく変化していくるのがとひしひしと感じます。
とりあえずまずはAIを使いこなせるまでスキルを高めたいですね。

担当:今田