今回は、建物完成時に行う竣工式 清祓式(きよはらいしき)とも言いますがお話致します。
建物を使用するにおあたり建物を清め払い安全を祈願する式で、建物工事中
若しくは、建物材料に不詳な物があるかもしれないのでそれらを取り払う為に行う
着工依頼の神助、加護を感謝し新しい建物の永遠の安全とお施主の繁栄を
祈願をするという意味合いで行います
神事ですので神主さんを呼んで行います。
でも最近では、住宅に関してしたという話は聞きませんね
商業施設やお店でやるのは、会社関係者やお店のお披露目の意味合いの方が強いかんじがします。
建物に関わる神事についてお話してきましたが、地域によっては上棟の時イワシを焼いて煙を家に付けて魔除けとか、小屋裏に墨を置いて火事にならないようにとか、かごを小屋裏において泥棒よけ
竣工時には、一番風呂は他人様にとか、トイレでうどん食べてもらうとかあるそうですが
それも最近は聞かなくなりました。(私は、お施主様の家のトイレでうどんは食べました)
このような神事やならわしは無くなってきている傾向にあるのですが、
家は商品ではなく、何か特別な物という事がこのような事から感じられます。
家に携わる以上このことを忘れず造っていこうと改めて思います。
欲賀