令和6年能登半島地震につきまして被災者の救済と被災地の復旧・復興支援のためにご尽力されている方々に心から感謝申し上げます。
今回は被災地に設置された仮設浴場についてご紹介します。
被災地では余震の規模が当初に比べ小さくなっている傾向にありますが、震災から1ヵ月が経とうとしている現在、日常生活に多大な影響をもたらしている「断水」問題は未だ解消されておりません。インフラ業界の会社に勤務している知人にお聞きした話では、水道が再び問題なく使用できるのは現時点では4月頃とのこと。ある程度の生活用水は確保できるものの、実家の町内では全家庭がお風呂に入ることができない状態が続いております。そんな中、東京の木材建築業者様が町内に仮設浴場を計画・建築してくださいました。


※ご建築いただいたのは東京を本社とする木材建築の篠原商店様、写真転載の許可をいただいております。
浴場には奥行き2・2メートル、幅1・15メートル、深さ40センチほどの湯船が設置。水は近くの井戸水を使い、電気式の湯沸かしシステムで温めているとのこと。浴場の建築ですが、連日の雨や雪の影響を受けながらも、毎日多くの職人さんが協力してくださったおかげで1週間余りで完成したそうです。
私はつい先日、実家に帰省した際にこちらの仮設浴場を利用させていただきました。(以降、個人的な感想になります)まず前室や脱衣所が広く用意されていること、脱衣所が電気ストーブ等によって暖が取れるよう配慮がなされていることに驚きました。メインの浴場も温かく、かけ湯ができるありがたみを感じながら堪能させていただきました。浴場から退出するときには私だけなく他の利用者の方々全員が笑顔に、いつしか周りと自然にコミュニケーションが取れる場所となっていました。ここまで心身ともに染み渡るお風呂は初めてだと思えるような、感動を覚える体験をさせていただきました。
前回(1/12)ブログでは、当社の住宅設計は耐震性の高い構造と自由なデザインを実現できると記述しております。それだけではなく、お施主様にご納得いただく為に家づくりにおけるコミュニケーションも大切にしております。頂く様々なご要望や理想のイメージなど入念なヒアリングのもと、当社ならではの独創的な発想で外観イメージ・間取り、インテリア・外構計画等、あらゆる観点からのご提案で今後もお客様に感動を与える家づくりを行ってまいります。
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staff:髙田